Knaggs Guitarsの魅力を徹底解説!Joe Knaggsが作る究極のギターとは?

音楽、楽器コラム

こんにちは、Guitar Shop TONIQ店長の小澤です。

2026年9月より、Guitar Shop TONIQはKnaggs Guitarsの取り扱いをスタートしました。

Knaggs Guitarsは、創業者であり、ギター製作の世界において非常に長いキャリアを持つJoe Knaggs氏をはじめ、非常に経験豊富なスタッフによって製作されています。

今回はアメリカのハイエンドギターブランド「Knaggs Guitars(ナッグス・ギターズ)」についてご紹介します。

Knaggs Guitarsってどんなブランド?

Knaggs Guitarsは、2009年に設立されたアメリカ・メリーランド州のハイエンドギターブランドです。

創業者は、長年にわたってギターの設計・製作に携わってきたJoe Knaggs氏。

そして共同創業者としてブランドを支えているのが、マーケティングを担当するPeter Wolf氏です。

Joe Knaggs氏は、単純に「ギターを作る職人」というだけではありません。

長年にわたってギターそのものを研究し、設計し、実際の楽器として完成させるところまで深く関わってきた、まさにギター製作のスペシャリストです。

長い経験の中で、自分自身が理想とするギターの形やサウンドを追求し、それをより直接的にプレイヤーへ届けるために立ち上げたのがKnaggs Guitarsです。

そして共同創業者のPeter Wolf氏は、マーケティングやプロモーションなどを担い、Joe Knaggs氏とはまた違った角度からブランドを支えています。

Knaggs Guitarsは2010年にはドイツ・フランクフルトで開催されたMusikmesseにも参加。

その後、Steve Stevensをはじめとするアーティストとのコラボレーションモデルやシグネチャーモデルも展開していきました。

さらに、プレイヤー自身のテーマやアイデアをもとに、Joe Knaggs氏自身がそのテーマを解釈して製作する「Creation Series」も展開されています。

オーナーがテーマやモデル、ネック材などの基本的な方向性を伝え、最終的なデザインや仕上がりはJoe Knaggs氏の解釈によって形にされます。

完成したギターは同じものが二度と作られない「One of a Kind」。まさに、オーナーのアイデアとJoe Knaggs氏の感性を組み合わせて作り上げる特別なギターです。

日本での展開

日本でもKnaggs Guitarsは以前から展開されており、2021年8月からはKORGが日本国内の輸入代理店業務を開始しました。

KORGによる国内展開では、Knaggs Guitarsの試奏・デモンストレーションイベントなども開催され、日本のプレイヤーが実際にKnaggsのギターに触れる機会も設けられていました。

その後、2026年4月30日をもってKORGによる日本国内輸入代理店業務が終了。

そして今回、とある方からのご紹介をきっかけにTONIQがKnaggs Guitarsと直接やり取りをさせていただき、正式にオーダーすることになりました。

こうしてTONIQでKnaggs Guitarsを取り扱えることになったのは、個人的にも非常に嬉しい出来事です。

愛用しているアーティスト

Knaggs Guitarsは、国内外の多くのアーティストにも愛用されています。

Steve Stevens
Larry Mitchell
Eric Steckel
Doug Rappoport
Mick Thomson
Eric Rachmany
Mick Hayes
Nils Lofgren
今剛さん
彰さん(UVERworld)
Yuhさん(Vistlip)

など、ジャンルを問わずさまざまなプレイヤーがKnaggsを使用しています。

Knaggs Guitarsの特徴

では、実際にKnaggs Guitarsの何がそこまで特別なのでしょうか。

大きな特徴として挙げられるのが、

木材選び
職人による木工技術
独自のボディシェイプ
オリジナルハードウェア
精巧なセットネックジョイント

です。

特に、実際にギターを手に取って驚くのがセットネックの作り。

ネックとボディの接合部分を見てみると、非常に滑らかに加工されており、単に「ネックをボディに接着している」という印象ではありません。

ボディとネックが一体となったような、非常に美しい仕上がりになっています。

こうした部分にも、Knaggsが長年培ってきた木工技術が表れています。

CNCと職人の技術を組み合わせた製作

Knaggs Guitarsでは、コンピューター制御のCNCマシンも使用しています。

しかし、すべてを機械に任せているわけではありません。

サンディング、セットネックの加工、フレッティング、塗装など、最終的な楽器としての仕上げには職人の手作業が入ります。

つまり、

最新の製造技術 × 職人による手作業

というハイブリッドな製作方法です。

個人的には、塗装の美しさもKnaggsの大きな魅力だと思っています。

木材の表情をしっかりと活かしながら、カラーそのものにも非常に深みがあります。

写真で見ても綺麗ですが、実物を手に取ったときの立体感や質感は、ぜひ一度見ていただきたいところです。

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河川にちなんだモデル名

Knaggs Guitarsのモデル名にも特徴があります。

Artist Signature Modelなどを除き、多くのモデルには北米の河川や地名に由来する名前が付けられています。

Choptank、Severn、Kenai、Keya、Chena、Sheyenneなど。

それぞれのモデルに個性がありながら、ブランド全体としてひとつの世界観でつながっているのも面白いところです。

木材へのこだわり

Knaggs Guitarsでは、非常に良質な木材が選び抜かれています。

ここで面白いのが、単純に「派手な木材を使えば高級」という考え方ではないこと。

メイプル、マホガニー、ローズウッドなど、ギターでは昔から使われてきた定番材を中心に、その中から質の高いものを厳選しています。

つまり、木材の珍しさを追求するというよりも、

「その木材が持っている響きや個性をどう活かすか」

という考え方です。

実際にKnaggsのギターを弾いてみると、木材そのものがしっかり鳴っているような感覚があります。

また、できるだけ同じ素材で統一したいという考えから、ピックガードにも木材を使用することがあります。

こうした細かな部分まで、ギター全体の素材感を大切にしているのがKnaggsらしいところです。

木材のグレードを選べる「Tier」

Knaggs Guitarsでは、オーダー時に木材のグレードを選択することができます。

Tier 1

最も美しい木目を持つ、最上位グレード。

トップ材など、ギターのルックスを大きく左右する部分に使用すると、非常に迫力のある仕上がりになります。

Tier 2

美しさと価格のバランスを取った中間グレード。

木目もしっかり楽しめながら、Tier 1ほど装飾性を強く求めない場合にも選びやすいグレードです。

Tier 3

比較的シンプルな木目の材。

派手なルックスよりも、素材そのものやサウンド、演奏性を重視したい方にも向いています。

このように、単に「高い・安い」だけではなく、どんなギターを作りたいのかによって木材のグレードを選択できるのもKnaggsの面白いところです。

オリジナルハードウェアへのこだわり

Knaggs Guitarsを語るうえで、ハードウェアも外せません。

特に特徴的なのが、独自設計のChesapeake TremoloとInfluence Bridgeです。

Chesapeake Tremolo

Chesapeake Tremoloは、独特の蝶番のような構造を持つトレモロユニット。

アームアップ、アームダウンの両方向に対応し、可動幅も大きく取られています。

実際に触ってみると非常にスムーズで、アーム操作に対する反応も自然。

さらにチューニングの安定感にも優れています。

トレモロユニットは、単純に「音程を動かすためのパーツ」と思われがちですが、ギター全体の弾き心地やチューニングの安定性にも大きく関係する部分。

Knaggsはこの部分にも独自の設計思想を持っています。

Influence Bridge

もうひとつがInfluence Bridge。

真鍮製のブリッジとテイルピースを一体化したような構造になっており、ボディとの接地面を広く確保しています。

これによって、弦の振動をしっかりとボディへ伝え、ダイレクトな鳴りと高い安定感を両立。

さらにオクターブ調整も可能になっています。

この構造は、実際に見てもかなり面白いです。

「こういうブリッジを作るのか」と思わせてくれる、Knaggsならではのパーツだと思います。

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 Knaggs Guitarsのラインナップ

Knaggs Guitarsには、大きく分けてChesapeake Series、Influence Series、Signature Models、Creation Seriesがあります。

Chesapeake Series

Chesapeake Seriesは、25.5インチスケールを採用したシリーズ。

伝統的なギターのスタイルをベースにしながら、Knaggs独自のデザインと現代的な演奏性を組み合わせています。

基本的に22フレット仕様で、8.5インチの指板Rを採用しています。

代表的なモデルが、

Choptank

シングルカット、2ピックアップのモデル。

52シェイプのネックを採用し、伝統的なスタイルを感じさせながらもKnaggsらしい設計が盛り込まれています。

Severn

ダブルカットのボディに3つのピックアップを搭載。

61シェイプのネックを採用した、幅広いサウンドに対応できるモデルです。

Severn X

Severnをベースに、よりモダンな演奏性を追求したモデル。

フラットな指板R、広めのナット幅、ジャンボフレットなどを採用しています。

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Influence Series

Influence Seriesは、24.75インチスケールを採用したシリーズ。

代表的なモデルには、

Kenai

シングルカットのアーチトップデザイン。
2ハムバッカー、牛骨ナット、ミディアムフレット、59シェイプネックを採用しています。

Kenai Trem

Kenaiをベースにトレモロユニットを搭載したモデル。

Kenai-J

オールマホガニー、フラットトップ仕様。

Keya

ダブルカットのアーチトップで、薄めのボディと24フレットを採用。
85シェイプのネックを組み合わせています。

Keya-J

Keyaをベースにしたオールマホガニー、フラットトップ仕様。

Chena

ホローボディ構造を採用したモデル。

Sheyenne

セミアコースティック構造を持つモデルです。

このように、同じKnaggsでもモデルによって構造やスケール、ネックシェイプが大きく異なります。

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Signature Models

Knaggsでは、アーティストと共同で開発されたSignature Modelも多数存在します。

Steve Stevens氏のシグネチャーモデルである、

Steve Stevens SSC

Steve Stevens Severn XF

Eric Steckel氏のシグネチャーモデル、

Eric Steckel Kenai

Billy Morrison氏の、

Keya-J-M

Morgan Wallen氏の、

Keya-J TT

そしてLarry Mitchell氏の、

Larry Mitchell Signature Severn

など。

アーティストが実際に求める演奏性やサウンドを反映したモデルがラインナップされています。

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まとめ

Knaggs Guitarsは、見た目の美しさだけで評価されるギターブランドではありません。

もちろん、木材やカラー、インレイなどの美しさはKnaggsの大きな魅力です。

しかし、その根底にあるのは、ギターそのものに対する深いこだわり。

木材の選定、ボディ設計、ネックジョイント、ハードウェア、フレット、塗装。

それぞれの要素を積み重ねて、一本の楽器として完成させています。

そして、Joe Knaggs氏をはじめとする製作チームのギターに対する姿勢も、Knaggsというブランドの大きな魅力だと思います。

Joe氏はセールスやマーケティングにはほとんど立ち入らない、何よりギターを作ることそのものを大切にしている職人気質の人物だそうです。

実際にKnaggsのギターを触っていると、楽器を作ることへの愛情や、ギター製作そのものを楽しんでいることが伝わってきます。

今回こうして、以前から憧れていたKnaggs GuitarsをTONIQで取り扱えることになったのは、個人的にも本当に嬉しいことです。

そしてKnaggs Guitarsは、既製品を選ぶだけではありません。

木材、カラー、ハードウェア、ピックアップなど、さまざまな仕様を組み合わせて、自分だけの一本をオーダーすることもできます。

「こんなKnaggsを作ってみたい」

というイメージがある方は、ぜひ一度TONIQにご相談ください。

現在TONIQには、今回オーダーしたKnaggsのモデルがございますので、ぜひ実際にお手に取ってみてください。

スペックだけでは伝わらない、Knaggsならではの「弾いた瞬間に分かる魅力」を、実際に体感していただければと思います。

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