Fenderとは?エレキギターの“原点”を作ったブランド
Fender(フェンダー)は、1950年代にアメリカで誕生したエレキギターの象徴的ブランドです。
世界で初めて量産可能なソリッドボディギターを生み出したメーカーであり、現在のギター文化の基礎を築いた存在といっても過言ではありません。
代表的なモデルは「Telecaster(テレキャスター)」、「Stratocaster(ストラトキャスター)」「Jazzmaster(ジャズマスター)」、「Mustang(ムスタング)」。
どちらも長い歴史の中で数えきれないほどの名演を生み出してきました。
Fenderギターの主な特徴

1. 明るく抜けの良いサウンド
Fenderのギターは、シングルコイルピックアップによるクリアでシャープなトーンが特徴。
コードを鳴らすと音の分離が良く、クリーントーンでも一音一音がはっきり聴こえます。
ロック、ポップス、ブルース、ファンクなど幅広いジャンルで使われています。
2. 軽量で扱いやすいボディバランス
ボディは比較的軽量で、立って弾く際のバランスも良好。
ストラップを掛けたときにネックが下がりにくく、長時間の演奏でも疲れにくい設計です。
3. メンテナンス性の高さ

フェンダーのギターはボルトオン構造を採用しています。ネックがボディにネジで固定されているため、ネック交換や調整が容易。
初心者でもメンテナンスしやすく、長く使える設計です。

ストラトキャスターの特徴

① 多彩な音作りができる3ピックアップ構成
ストラトキャスターは3つのシングルコイルピックアップを搭載。
5段階のセレクターで音の組み合わせを変えられ、「キラキラしたクリーン」から「シャープなカッティング」まで幅広く対応できます。
② 人間工学に基づいたボディシェイプ
背面と肋骨部分がカットされたコンター加工によって、身体へのフィット感が非常に高いのが特徴。
座っても立っても自然なポジションで演奏できます。
③ トレモロユニットによる表現力
ブリッジに「シンクロナイズド・トレモロ」を搭載し、音を揺らしたり微妙に音程を上下させる表現が可能です。
ブルースやロックのプレイヤーに特に好まれています。
テレキャスターの特徴

① シンプルな2ピックアップ構成
テレキャスターはフロントとリアの2つのピックアップのみというシンプルな設計。
構造がシンプルな分、音の立ち上がりが速く、芯のある乾いたトーンが得られます。
② カントリーからロックまで対応
中域がしっかり出るため、カッティングプレイにもソロにも適しています。
特にカントリー系ギタリストやロックンロール系のサウンドに定評があります。
③ タフで長持ちする設計
堅牢な構造で耐久性が高く、ハードなライブにも耐える信頼性があります。
そのため「現場で壊れないギター」として多くのプロが愛用しています。

ストラトキャスターとテレキャスターの違いを比較
| 特徴 | ストラトキャスター | テレキャスター |
| ピックアップ | 3基(シングル) | 2基(シングル) |
| サウンド傾向 | 明るく繊細、柔軟なトーン | 太くハリのあるドライな音 |
| ボディ形状 | コンター加工で体にフィット | 平面的でシンプル |
| ブリッジ | トレモロ搭載で音揺らし可 | 固定ブリッジで安定感重視 |
| 向いているジャンル | ポップス、ブルース、ファンク | ロック、カントリー、ブルース |
どちらも「フェンダーらしい抜けの良さ」は共通していますが、
ストラト=多彩で繊細なサウンド、
テレキャス=シンプルで芯のあるサウンド
という明確な違いがあります。
どちらを選ぶべき?初心者へのおすすめ
幅広いジャンルを弾きたい人 → ストラトキャスター
…クリーンから歪みまで柔軟に対応。最初の1本にも最適。
カッティング主体・ロック寄りの人 → テレキャスター
… 太く乾いた音が出やすく、コード感をしっかり出したい人におすすめ。
どちらを選んでもFenderらしい「明るく抜ける音」は共通。最終的には、“見た目”と“弾き心地”でピンとくる方を選ぶのが正解です。
まとめ:Fenderは“シンプルで完成されたギター”

Fenderのギターは、構造がシンプルながらも完成度が非常に高く、時代を超えて多くのギタリストに愛され続けています。
ストラトもテレキャスも、長く弾き続けられる普遍的な魅力を持ったモデルです。どちらを選んでも、あなたの音楽に新しいインスピレーションを与えてくれるでしょう。
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